『ジャンプ』について思うこと

『D.GRAY MAN』にしてもそうですが、『デス・ノート』『HUNTER×HUNTER』等、こういうものが『ジャンプ』で読めるなんて、という『ジャンプ』の時代は間違いなく終わっていますね、確実に。『ドラゴンボール』の頃の「『ジャンプ』黄金時代」とは半分は同じ形…

「不健康な、あまりに不健康な」

ここ1年、温泉に行ったり、休日出勤だったり、その他特別な行事が無い限りは週末は、めったに外出しなくなりました。遠くて家から100メートル程離れたデニーズくらい(そこでも引きこもる)でしょうか・・・・・・。起きて漫画や小説を読んで、金曜日に買い込んだ…

『D.Gray-man』 星野桂

星野桂 週刊少年ジャンプの漫画「D.Gray-man」の作者。 1980年4月21日生まれ。滋賀県出身。血液型はO型。 最近読んだ漫画の中では、80年代生まれの漫画家さんとしては、全くタイプは違いますが浅野いにおに続いて2人目。10代の頃読んでいた漫画って、連載が…

絲山 秋子 『海の仙人』

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 糸山 秋子 1966年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。メーカーに入社、営業職として福岡、名古屋、高崎などに赴任。2001年、退職。2003年、「イッツ・オンリー・トーク」で第96回文学界新人賞を受賞。…

『ONE PIECE』尾田栄一郎(集英社)について、少し語らせてください

2005年からの00年代漫画ブーム。なぜこの中で『ONE PIECE』がこれほどまで無視されてしまうのでしょうか? 私がロビン氏やサンジ氏にキャラ萌えしていることはさて置くとしても、やはり納得し難いんです、この状況が。 尾田栄一郎 フリー百科事典『ウィキペ…

コミック・イズ・ノット・デッド!

●島田一志『コミック・イズ・デッド』古屋兎丸『ショーットカッツ』、西島大介『世界の終わりの魔法使い』、『文芸別冊』の編集を担当してきた島田氏の漫画評論+インタビュー本。漫画を愛してやまない氏の熱きロック調評論はまさに「コミック・イズ・“ノッ…

猫1

大晦日の定番、格闘技が白熱の予感ですが我が家では2匹の猫のバトルが1ヶ月程前から既に始まっております。それも毎日。深夜も早朝も。寝れないってば……。【技一覧】 ・取っ組み合い ・猫キック ・追いかけまわし ・甘噛み ・斜め走り ・餌の横取り ・入浴 …

『ドイツ写真の現在― かわりゆく「現実」と向かいあうために』

東京国立近代美術館にて開催中(2005年10月25日(火) −12月18日(日))の『ドイツ写真の現在― かわりゆく「現実」と向かいあうために』を観に行く。全体的な印象としては、各作家の展示作品数が少ないだけではなく(ベアテ・グーチョウは2作品のみの展示!)、…

グレゴリー・クリュードソン

●Gregory Crewdson: 1985-2005 ついにグレゴリー・クリュードソン(1962年、ニューヨークのブルックリン生)の写真集が発売されましたね。まだ拝見していないのですが、1985〜2005年の代表作品がまとめられているとのことです。私は以前海外のサイトで偶然見…

彼岸島〜作者の意のままに物語と空間が肥大化する恐怖

ヤングマガジンにて連載中の『彼岸島』(松本 光司/講談社)が秀逸! 下記のストーリー解説を読んだ限りでは吸血鬼ホラーものなんだけど、決してそんな小さな枠内に留まらない。ホラーでグロテスクで視線を逸らしたい衝動に駆られるのは必至なんだけど、静か…

『火垂るの墓』と上流階級の没落

これまでは単なる戦時中の過酷さや切迫感を提示した、また非常時に暴かれる人間のおぞましさを少年と幼女の純粋さと対比的に描き出した戦争映画位にしか思っていなかったのだけど、この作品にちらつかされている背景に今更ながら気が付いた。 まず、母親が亡…

RAW LIFE

●RAW LIFEの断片的写真群。ECD、湯浅湾等、そして獰猛な(?)客の皆様が被写体。私は、残念ながら行けませんでしたが、RAW LIFE症候群を発症してしまった参加者は、ここで当時の記憶を取り戻し、完全に治癒不可能になるそうです。 現実と虚構の境界に戸…